dis-papa’s blog

今一つ、夫との冷めた生活にピリオドを打つことができない妻の、夫に対する疑問と愚痴のブログです。

常識非常識

二泊で出掛けていた東北旅行から帰る新幹線での出来事だ。



突如始まった夫の怒鳴り付け。

その矛先は後ろの席の家族へ対するものだった。



三人席を我が家の三人で座った。

その後ろ席も、家族三人(帰り際にわかったが)で座っていた。



その家族の席の上棚に、荷物を乗せていたようだが、それがなだれ込んだのか広がっていた。



夫が自分の買ったお土産を置こうと上棚を見上げたら、置くところがない!



指で上棚をバシバシ音を立てて指しながら

「ちょっと!ここが真ん中ですよ!!ここ!!!」

顔は鬼だ。

そして「常識ねぇなー!!」と捨て台詞。



後ろの人は特に何かを言うでもなく、もしくは言ったのかもしれないが、突然のことに私が驚いて気持ちがそれどころではなかったのだ。



さて、何が常識で何が非常識かは、判断が難しいが、上棚に荷物を置くときは誰もが遠慮しがちに置くであろう。

前の席まで置いてやろう!と意気込んで置く人はそういまい。

だって、境界線がないのだから、大体この辺という感覚でしかない。



それよりも、何も言わず、様子も伺わず、勢いよく後ろにシートを倒す方がどうかと思う。


これは夫の行動だ。

恐らく仕返しにしてるのだと思うが。

まぁ、くそだな。



後ろの家族も、きっとまだ空いてるから置こう!とか、自分とこに置いたつもりがなだれたとかしたのだと私は思う。

きっと、なんか変な奴に出会したなーという思いだろう。



でも、こいつ人を見て言ってる。

トイレに行く際にチラ見したら、窓側に座っている女の子はうつむき加減。始終静かであった。

会話は聞こえてくるが、きっといつもよりも口数少ないのではないだろうか。



降りるときも、なるべく顔を見合わせないようにそそくさと出る様子が見て取れた。

気にしすぎではないかと思ったが…

窓側に娘、真ん中に父親、通路側に母親が座っていて、母親が先に出て、次に父親が盾になって娘を先に出し、早く!と言わんばかりに急ぎ足で出ていく様子だった。


その家族は、くそから離れたところで、やっと息をしたかのように三人で笑っていた。


私も少しだけ、ホッとした。


だかその横で、その家族を見えなくなるまで目で追っているくそがいた。



旅の終わりに、新幹線に乗り込んですぐ、これから何時間も乗るという時に、よくぞまぁ居心地の悪い空間にしてくれたこと。


楽しかった旅行も、くその怒鳴り声で、すべてがパアになった。

…ことは、くそは知らない。
自分さえ良ければいいのだから。



こいつ…心が荒んでる?ていうか人間??
私もよく恐ろしい奴と一緒にいるもんだなーと思う。