脅し

地獄の10日間が終わった。

長い、長すぎる。

常にご飯ごはんゴハンの毎日だっだ。よく何もせずに居て3時間後にはお腹が空くこと。

お昼は？何？？おかずは？？？完全に初老だ。

それでも、二泊三日で旅行に行って来た。

一日目は無事に終わった。

二日目は夜に少しいざこざがあったが、小さなこと過ぎて忘れた。この人がいきなり不機嫌になっただけのことだ。

三日目は動物園に行ったが、ここでまず一つ目の事件が起きた。

タワーチケットの付いた入園券を一人一枚ずつ持って中に入った。まず手荷物をコインロッカーに預けることにしたのだが、私の持っていたバッグも入れて身軽に行けば？というこの人の提案にお財布など必要なものをミニバッグに入れて持ち、ロッカーを閉めた。

だが、数歩歩いたところでタワーチケット付きの入園券を、ロッカーに入れたバッグのポケットに閉まったままにしているのに気付き、受付のお姉さんに相談に行った。しかし、一度閉めたロッカーは自己責任とし、再度お金を投入してくださいとの返事だった。自分の不注意なので、タワーを最後に行くことにして、上がる前にロッカーを開けて荷物を持って行けばいいかと思ったところに、この人が後ろから・・・「そんなのおかしくないですか？緊急対応もできないんですか？今入れたばかりなんですよ。対応しないなら、荷物出すからお金を返してください」と。半ば脅しだ、気弱そうなお姉さんで、私が相談しただけでおどおどしていたくらいだ。

結局、開けてもらって私はチケットだけを取ろうとしたが、バッグごと取り出して持つことにした。やはりいつも持ち歩いているものを手放すのは不安があった。

しかしこれで、テンションが少し下がってしまった。一緒に居て恥ずかしい・・・

そしてタワーに行くときに二つ目の事件が発生。

なんとこの人がタワーチケットがないと言うのだ。そして次に驚く言葉を発した。「チケット渡したよね？」

「・・・いや、もらったのは私の分の一枚だけだよ」と言うと、「だって渡してるもん」て。

でた、人のせい。以前からよくあることだが・・・ため息しか出ない。「いいよ、自分一人で行って来なよ」と言われ、テンション一気に急下降。疲れた。

タワーのお姉さんが、お子さんも居るしせっかくなのでどうぞと言ってくれて上がれたが、この人の顔は鬼の形相だ。

きっと人のせいにするから、腹がたって顔も強張るんだ。決して自分が悪いと思っていない。思っていたら鬼の形相にはならないだろう。お気の毒さま。

そしてこの日最後の事件はこれだ。

新幹線の時間無理やり変更、それも恐らく脅し口調でのことだろう。

まるで俺のおかげだとでも言わんばかりに、「無理やり変更してもらったよ」と。

とてもじゃないが、私は無理だ。この人と一緒に行動することに恥じらいを覚える。同類だと思われるのがとてつもなく嫌だ。

今後、子どもの幼稚園の行事で、家族で参加するものがあるが、一緒に行くなんて耐え難い。どうにかならないかと今から気が重い。