恐怖

子どもを起こして下におりた。

しかし、朝は子どもが不機嫌だ。



今朝はその不機嫌さが異様なほどで、何を言っても何をしても泣き叫んでいる。



こういうときは面倒なので大抵放置している。



子どもが手をぶつけたらしく、怒りが爆発？？

椅子をガタガタし始めた。



すぐ怒るところ、怒った顔、とにかく短気だ。

全て夫から受け継いだ悪いところだと、認識しつつあるこのごろ。

つい口に出して一人言として言ってしまった。



「何で短気なんだろ？パパもそうだけど、余計なパワー使って疲れないのかね」と。



子どもの怒りが頂点に達したのか、更にヒートアップしてきたので、階段に座って見ててみようと思ったら…

夫が階段の影に潜んで座っていた。

「ううわぁーーー！！！」



存在感無さすぎ。



「短気だとか人のせいにするなよ、しつけもできないくせに」と夫。



短気はしつけでどうにかなるものか？

貴様が短気なところを子どもに見せてきたから、真似してるのではないのか？

じゃあ自分は暇なくせに、子どものしつけに関わらないのは？全部人任せなのは？？

そもそも、親にしつけされた結果がこの夫を作り上げたのだとすると、失敗作だったと言えよう。



「本当のこと言ったまで」
怖くて心臓バクバクだけど、何かしら言葉を返すのは私の気の強さだろうか。





夫の顔も存在も恐怖。

一緒に居る価値も意味もなし。