出た出た出た出た

病院好きにはたまらない病名。



子どもの発達が遅いと夫が言い出し、面接や審査を経て2歳から区の療育に通っている。



しかし、面接に行くまでに半年ほど待った。

その間に、歩き、言葉を話し、特に問題がなくなったように思えたが、そういう心配があるならと通うことになったのだった。



そして今に至る。



今日は療育の日で、何をするかと言えば、先生と知育的な遊びをする。

夫が言い出した療育だが、今日初めて夫が行ったのだ。



帰ってきたときに、どうだったか聞いたら

「発達障害だよ」と。

「へぇー」と答える私に、鬼の形相で夫が「へーじゃないよ！！」と。



「先生にそう言われたの？」と聞いたら

「見てすぐわかるよ」と。



医者でもない人に、もはや夫が発達障害ではないかと私は思っているこの夫に、

「残念だけどうちの子は発達障害だよ」と言われて、何て答えたらいいのだ？



血液型や占いと同様に、当てはめようと思えば当てはまる項目に、いちいち当てはめて反応している夫。

嫌気がさす。




病名を付けて逃げたいだけなんだ。

自分の病的行動が遺伝しただけなのに、それをあたかも「なぜこの子が？！」と言わんばかりに。