癇癪から逃げる夫
夕食時の出来事。
子どもがアジの開きの半面を、おふざけしながら箸で持ち上げた時
半分に折れて床へ落ちた。
ふざけてるからだ!と心で叫んだ私を、見透かしたかのように睨み付け
もう!なんでー?!
と、食べ終わっているが炒め物の汁が残る大皿に手を勢いよく突っ込んでかき回し
あげくに手を払った。
惨事だ。
テーブルのあちらこちらに、私の服にまで汁が跳ねた。
夫は驚きと同時に席を立ち避けた。
目の前に起きていることは、私にとって日常茶飯事。
「これが癇癪じゃなかったら何なんだよ」
と言い払い、私は箸を置くことなく食べ続けた。
夫はそそくさと、二階へ上がって行った。
これは、癇癪でなければ何だ?
誰か教えてくれないだろうか。